夜叉天狗と幽世の森(Cover：葉月ゆら)-祖娅纳惜
词：葉月ゆら
ひとり眺める逢魔が時
ひとつふたつ燈る提灯
妖たちが集い
いざや此処やと戸を叩く
はらはら桜が降り注ぎ
白無垢の袖に艶やかな華咲き誇る
頬染め紅をさした
私は綺麗ですか
閉ざした幽世の森へ
寄り添う狐
伴に生きると定めた
山神の元へ参ります
担ぎ進むは百鬼夜行
踊り歌い騒いで
めでたやたのしや舞い
誰ぞの悲鳴も届かない
しゃらしゃら揺らした鈴の音よ
爪染む鬼灯白檀の香夜に香る
愚かな人の娘だと
貴方は呆れますか
全てを容易に捨てて捧げるのだと
死の覚悟生の強さ
山神の心へ刻みましょう
しゃなり行く社道
足早を急かす月
夜の闇に隠して
突然差し出された
手のひらに胸跳ねる
美しい金の瞳が私を映す
頬染め紅をさした
私は綺麗ですか
閉ざした幽世の森で
縁り添う儀式
伴に生きると定めた
山神の傍へ参ります